定期的に開催している「会話力セミナー」には、たくさんの方が受講してくださいます。
「人とうまく話せない、話そうと思っても言葉が出ない」という悩みを持つ受講者に、
まず初めに伝えていることは・・・
「コミュニケーション上達のコツは、
話し上手ではなく聞き上手になることですよ」
何を言おうかな、何を話そうかな、と考えれば考えるほど、
そのことで頭の中がイッパイになり、
相手の話しが聞こえていても頭に入らない状態になります。
そうなると相手は、自分の話を聞いてくれないと感じ、話を止めてしまいます。
相手の話が止まってしまうと、何か言わなければと焦りますね。
焦れば焦るほど言葉が出ない……。
この状態から抜け出すためには、
何を話そうと考える前に、まず相手の話に耳を傾けるのです。
そう、傾聴するんです。
〝聞く〟ではなく〝聴く〟のです。
そして聴き方も大事。
相手の話に頷いたり、相づちを打つだけではなく、
視線も表情も身振り手振りも全身で聴くこと。
相手の話に全身で集中して聴くうちに、
もっと聴きたいなーと思う部分や、疑問に感じた部分が出てきたら、
素直に質問してください。
そうすると相手は、自分の話に興味を持って聞いてもらえることに、
心地よさと満足感を覚えて、話がどんどん広がっていきます。
コミュニケーションがうまい人の会話を分析すると、
聴いている時間が８割、話している時間は２割と言われています。
まさに聞き上手ですね。
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